今年のアイドル楽曲個人的トップ5を書きます
1位 ロードムービー/チームしゃちほこ
どう考えても今年ナンバーワンクラスで間違いない
東大卒エリート教養バリバリの作曲家浅野尚志がストリングスも追加し全てを注いだとんでもない楽曲 じゃあなんでこんなにスルーされるのか?
そもそもチームしゃちほこがそんな楽曲出してたことも忘れられてるような空気はなんなのか
それは ”この楽曲を歌ったのがチームしゃちほこだったから”としか言いようがない
完全に終わった何の魅力もないチームしゃちほこがどんな曲を出そうが聴く気にならない 聴いても頭に入らない 気持ちは痛いほどわかる
でも
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今年発売された鯱のアルバム「おわりとはじまり」はももクロ妹分の女性アイドルグループが出したアルバムの中ではトップクラスの出来である
一曲目のプロフェッショナル思春期からCherieまでの流れは完璧
エビ中もいいのだけれども”通して聴く気になるか?” ”個々の楽曲は良いけどアルバムとしてはどうか?”と言われると微妙なものがおおい
そのおわりとはじまりが完全に無視されるのも 歌ってるのがチームしゃちほこだから
としか言いようがない
音圧重視ではないストリングスの音がはっきり聴き取れる超高音質
この楽曲が特別な理由は浅野君の仕事のパートナーを超えた思い入れが詰まってるからです
2位 タンバリン、凛々/ロッカジャポニカ
この楽曲はメロディも歌詞もベースも振り付けも何もかも凄い
特にベースが死ぬほどカッコイイ
具体的に言うと9秒から11秒あたり「ウータタ ウータタ」と連続でスライドから入る超やンチャなベースラインがたまらない その後の18秒からの間奏のベースもいい
具体的に言うとこの曲はベースの一弦二弦の高い音を多用しまくり
アニソンっぽいスライドとも違う おそらくこの楽曲に限ってはスライド多用で風を表現しています 強い気持ちが風に乗ってとんでいくのを表現してる
平瀬美里の「上手く言えないんだけどきっと大丈夫だから」は本当に聴くべき人達にまだ届いてない この楽曲はもっと多くの人に届くべきだ
この一位二位の共通点は 目が円マークになってる大人の姿が見えない点です
純粋な想いが詰まってる
3位 タリルリラ/桜エビ~ず
4位 白黒イエスノー/パンダみっく
この2曲は同時に語ります
まず桜エビ~ずのタリルリラ これは間違いなく渋谷系の孫的な楽曲です
渋谷系とは?もはやバズワードに近い 元ネタがネオアコもあればカーペンターズもあるなんでもありの渋谷系 でもぼくは渋谷系の定義がはっきりしていて
ベースのハイをメッチャ多様してること(ようするにCymbalsの沖井さん的な)
ただタリルリラはそんなベースラインではないけどはっきり渋谷系の孫だといい切れる
理由がある
タリルリラは
聴き比べたらわかるけど タリルリラはテンポ速くしてるだけで
渋谷系の息子的な存在の南波志帆の「髪を切る8の理由」とほぼ同じなのです
(南波志帆はCymbalsの矢野さんが元サウンドプロデュース)
そして桜エビ~ずが渋谷系の孫と言える最大の理由
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初恋模様と360℃シューティングガールのベースを弾いてるのが伊賀航
↑上の曽我部恵一ランデヴーバンドのジャケでウッドベース弾いてるのが伊賀さん
渋谷系バンドサニーデイ・サービスの曽我部恵一のサポートベースはだいたい伊賀さん
そんな少しマニアックな人をベースに起用するのは間違いなく意味がある
そしてパンダみっく
パンダみっくの白黒イエスノーの作曲は元カラスは真っ白のドラム
そしてシングルは元カラスは真っ白メンバーがサウンドプロデュース
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つまり2017年は渋谷系の孫が二組同時に誕生したのです
タリルリラはリアリストをやめてファンタジーの世界においでという曲
パンダみっくは子供の頃見てた夢がセピア色になる超現実の悲観的な楽曲
まったく別のことを歌ってるけど実はコインの表裏
ファンタジーで現実逃避しても結局は悲しい
1番Bメロの「なんでもできる気になって~目をそらして」までのベースラインがヤバイ
春の休符祭りと言いたくなるほど細かいリズムを刻んでる
「風が強く吹いた」の後のダダダ ダダダ超好き
オマケ
アイドル以外の今年のアルバムベスト3
1位 機動戦士ガンダムサンダーボルトサウンドトラック2/菊地成孔
2位 ポップコーンバラード/サニーデイ・サービス
3位 ガールズパワー/Silent Siren