その中に収録されているマジェスティックセブンの楽曲
「未知とのSo good」と「友情のプラネット」について語りたいと思います
正直言って マジェスティックセブンの楽曲を語るのはややこしいです
とても長くなります
さて マジェスティックセブンの楽曲はとても評判が良い
いかにも…”楽曲派”が好みそうなダンスミュージックで固めてるユニットです
マジェスティック初のオリジナル曲「未知とのSo good」初披露は話題になりました
友情のプラネットの編曲はユメトコスメの長谷川泰宏さん
長谷川は坂本真綾や花澤香菜の楽曲に参加した アニメ寄りの方です
そして近年ではNegiccoの楽曲に多く参加しています
ようするにマジェスティックセブンはNegiccoの妹のような存在ですね
同じような”渋谷系好きおじさん”に好かれるタイプの楽曲を歌う
未知とのSo goodは 東京女子流の編曲の松井寛さんがよく使うピロピロリーンって音も使ってるし 歌詞はアイドルらしいし メンバーは若いし
友情のプラネットはさらに長谷川のストリングスが加わり
よく聴くとハープの音が随所に サックスも入る
このサックスが”テナー”なのがキモです テナーとは低い音のサックスで
少し色気のある音がします わざわざテナーを選ぶのがマニアックです
で マジェスティックセブンを語る上で避けては通れないのが
新潟アイドルRYUTistのアルバム「日本海夕日ライン」です
なぜ避けて通れないかといいますと
「もしもマジェスティックセブンがアルバム出したら…」そのまんまなのです
ほぼマジェスティックセブンと同じ楽曲のアルバムです
特に3曲目のpiece of lifeなんてまんまマジェですわ
ようするに先に越されてるわけです
で このアルバムを聴いて思うわけです
「こんだけ素晴らしいアルバムが出ても まったく話題にもならないし
楽曲派が喜ぶ曲を作り続けても意味なくねーか?」
ちなみに日本海夕日ラインはアマゾンでレビューがたったの1件だけ
そもそもこのアルバムが発売されたこと自体 知る人は少ないでしょう
で もう少し深く”楽曲派”に気に入られる曲の問題点に切り込むと まず
・そもそもアイドル現場で良質なダンスミュージック流した所で
ドルオタは素直に踊ってくれるわけでもないし 意味ないよね
これはいつも思う大きな問題 Negiccoや女子流など
最近ではフィロソフィーのダンスなど 良い曲をドルヲタの前で流しても無意味だ
それで売れるわけじゃない
で 次が重要な問題
・そもそも楽曲派おじさんに気に入られる曲は
”良い曲”なのか?という問題
そう ここが今回の重要なテーマです
良すぎる曲は飽きるのだ 綺麗過ぎて引っかかりがない 中毒性が無い
マジェスティックセブンの2曲も 最初はあんなに良いと思っていたのに
だんだん飽きてくるのだ 最終的に…他の曲を繰り返し聴くことになる
それはマジェに限らずNegiccoも東京女子流の曲も リューティストも
こういった良質ダンスミュージックアイドルソング系は
DJクラブでかけると「おいおい誰の曲だ?」「アイドルなのにすげー!」で
毎日家で聴けちゃうと魔法が解ける
でも曲自体は良いわけだから ”実は良い曲ではない”といった結論は可哀相
じゃあいったい何が駄目なのだろうか?何が足りないのか
ぼくの考えた結論は格好良さです
↑これはたこやきレインボーの音源化されていない隠れた前山田健一作詞作曲
「ナンバサンバイジャー」ですが 何度聴いても最高です 傑作
狙い過ぎで笑える英語から入り 全体的にギャグテイスト
でもなんで聴いてるうちにこんなに泣けるのか こんなにカッコイイのか?
それは みんなに届けたいという想いがあるから
一部の音楽好きだけでなく もっと幅広い層に届けたいという強い想いがあるから
”熱い想いがあるからこそクールな作り”
それが ぼくにとってのカッコイイです
前山田健一は酷い曲もいっぱいある ももクロニューアルバムの曲もわりと微妙だし
でも良い時の健一は 誰にも真似出来ないとんでもないものを生み出す
マジェスティックセブンの曲は良いんだけど 格好良さが足りない
”良いだけの曲”は実は作るのが簡単
でもぼくは思うのです 「良い曲ではあるのだから 良い曲でいいじゃないか」
しかしみんなに届かないのだから良い曲ではないとも言える…
答えがみつかりません